初夏の九州旅行 (part11)





 途中駅で反対列車が見えてきました。
 14時44分、薩摩高城(さつまたき)駅に到着しました。
 薩摩高城駅を出ると、一気に海が近くに寄ってきます。
南国を思わせる木々もたくさんありました。
 海の表情も進むごとに変わっていきます。
 ごつごつとした大きな岩がたくさんあるところも通過したり・・・。
 そして遠くには、島も見えていました。
 14時57分、牛ノ浜(うしのはま)駅に到着しました。
 牛ノ浜駅を出ると、海からだんだんと離れていきます。
 海から離れ、単線の一本道を走行していきます。
 15時03分、阿久根(あくね)駅に到着しました。
 降りる乗客はほとんどいませんでした。

ここは、JR時代、特急つばめ号の停車駅でした。
 発車すると、ブルートレインらしき客車が見えてきました。
 よく見ると、寝台特急なは号で使われていた、個室寝台デュエット(2人用個室)の客車でした。
 今は、ここに留置されていました。

そして中に入れるようになっていました。
 すぐに海の見えるところを走り、阿久根の港前を通過していきました。
 途中には、駅のない信号所というところで、反対列車と行き違いました。


 列車は順調に進んで行き、おれんじ鉄道の車両が見えました。
おれんじ色の車両です。
 そして、某コンビニ名のラッピングがついた車両。
 色々な色をした車両がたくさんありました。
 15時28分、出水駅に到着しました。

 隣には、九州新幹線の出水駅があります。
 定刻通り発車しました。
まだまだ単線の道を走行していきます。
 おれんじ鉄道の車体の色も、ほんとうにそれぞれ違うことがこのようにわかります。
 車内は、本当に入れ替わりがあっても、ガラガラのままです。
 車窓には、九州新幹線用の整備車がたくさん並んでいました。
 次の米ノ津(こめのつ)駅を出ると、再び海沿いを走行します。

東シナ海の海から八代海の海へと変わります。
 山側のほうには、九州新幹線の高架橋が見えました。
 九州新幹線の車内から見える海は、ここの区間です。
 そして鹿児島県から熊本県へと再びもどります。
 海の景色が離れて行き、次の駅が近づいてきます。
 15時48分、水俣(みなまた)駅に到着しました。

JR時代は特急つばめ号が停まる主要駅でしたが、おれんじ鉄道の路線になってからは、さみしく感じるイメージがありました。
 水俣駅を出ると、海から離れて山の景色へ・・・。
 そして、九州新幹線の高架橋が見えてくると、次の駅がちかづいてきます。
 次の駅が見え始めたころ、急に雨が降り出してきました。
 かなりの大雨になって、車体にも雨音が響いていました。
 15時52分、新水俣駅に到着しました。

新幹線の隣にある駅ですが、上記の画像のように、ホーム幅が本当に狭いです。
 大雨の中、列車は進んで行き、16時11分、佐敷(さしき)駅に到着しました。

この駅から乗る乗客たちが増えてきました。
隣のホームには、反対方の列車が停まっていました。
 佐敷駅を出ると、山ばかりの路線になり、遠くに海が見えるという程度の車窓が広がります。
 16時19分、肥後田浦(ひごたのうら)駅に到着しました。
 肥後田浦駅を出ると、海が目の前に現れました。
 ここから先が一番海に近いところを走行する路線として有名な場所です。
 今は干潮の時間で、浅瀬が広がっていました。
 外は相変わらずどしゃぶりの大雨で、ワイパーもきかない状況です。
 次の停車駅、たのうら御立岬公園(たのうらおたちみさきこうえん)駅に到着しました。
 そして再び海沿いを走行します。
 八代海は内海なので、波もほとんどなく穏やかです。
 遠くには天草諸島が見えていました。
 海をのんびり眺めていると、急に遮るものが・・・。
 どうやら線路の隣に新しい道路をつくる工事をしているようです。

せっかくの景色が損なわれる日が近づいています。
 前面展望からの景色で、海沿いを走行しているのがわかります。




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